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2005年11月21日 (月)

福岡便り2

DSC00396   今回のわたしの帰省の目的のひとつが宗像大社(むなかたたいしゃ)に行くことでした。

父も母も『なぜ、ぢゅんが宗像大社なんだろうね』と言っていたそうです。なぜかというと、宗像大社は海の神さまで、漁に出る人がお参りする神社だということ、そして一般的には交通安全の神さまで、車の祈祷を行ったりするのに有名な神社なのです。わたしがぜひ!というにはちょっと縁遠い感じがしたのも無理はありません。

DSC00399 実はわたし自身、宗像大社がどこにあるか、どんな神社かまったく知りませんでした。福岡にはほかに山笠で有名な櫛田神社や、生まれ故郷の太宰府天満宮など、メジャーなところがいっぱいあるのに、『宗像大社』と浮かんだ理由、それはなんだったのか。

本道の脇にあるひとつの看板に目を奪われたとき、その理由がわかりました。
『高宮参道』・・・。たかみや!!
そう、わたしの名字です。これはどういう意味?と思って、その辺にある説明の立て看板を手当たりしだいに読んでいました。するとボランティアの方が説明をしてくれて、『高宮までご案内しましょうか?』と言って道案内をしてくれました。

DSC00406 『高宮』とは、宗像大社がまだ建築されていなかった遠い昔、宗像大神が降臨し、祭事が行われた斎場のことをいうのだそうです。
昔の面影を残したままにしてある古代の斎場は、日本全国でも数箇所しかないそうです。
その一箇所が宗像大社の高宮ということになります。

ガイドの方が『高宮は・・・、高宮は・・・』と言うたびになんだかこそばゆい感じがし、『わたし、名前が高宮なんです』というと、『へえー、そうなんですかあ!』とびっくりされていました。
高宮に辿りつくまでには本道から少しはなれ、山道を行かなければなりません。宗像大社に何度もお参りしている人でも、高宮の存在を知って、ここまでおまいりに来る人は少ないということでした。


DSC00405 高宮にたどり着くまでの道はこんな感じでした。道の両端の木々はどれも大きく育っていて、風格を感じさせます。その木々の間をぬって吹く風はほんとにさわやかで、すーっと体にしみこんで、すーっと離れていく感じがします。
階段を目の前にして、母から『ぢゅん、大丈夫?行く?』と声をかけられるまで気づかなかったのですが、大嫌いな階段を目の前にしていても、わたしは行く気満々だったのです。もともとリウマチの痛みから街中でも階段を避けて歩いていますが、今は薬を減らす治療法に切り替えている時期で、痛みが倍増している時期なんです。それにもかかわらず、『うん!行く!』と一段一段ゆっくり上っていきました。

写真のような階段をあと3回上ったとき古代斎場、高宮にたどり着きました。

DSC00408 ここが、『高宮』です。音のない世界。そして、なんともいえない優しいエネルギーに満ちた空間でした。
階段をあんなにいっぱい上ってきたにも関わらず、なんともすがすがしい気分で、しかも元気がみなぎる感じです。
石が積まれた奥には、ご神木の樫の木がなんとも不思議な枝ぶりで、神さまが降りてくるのを待っていました。よーく見ると、周りの木々はみな、中心に向かって、ななめに枝を伸ばしています。まるでご神木を守るようにアーチを作っているように見えます。
お参りを済ませても、いつまでも離れがたく、なんども足を止め振り返りました。『呼ばれて来た』ということを強く感じた場所でした。
ちょっと写真が大きめですが、みなさまにもこの優しいエネルギーが届くようにとの思いで記事を書きました。

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コメント

ぢゅんさん、こんばんは。

良い写真、ありがとうございました。

気持ちが落ち着いてきて、とても清浄な気分になれる写真ですね。

日常の喧騒も忘れさせてくれるような。^^

偶然という言葉は不思議ですね。
ひとつ違えば、出会うことがなかっただろうし
すれ違ったままだったかもしれません。

偶然は必然である・といいますが
「出会い」というものは実に神秘的に感じます。

福岡のそらの色もとても惹きこまれましたが
今回の「高宮」も写真なのだけれども何故か広がり静粛な凛とした空気の流れが感じられました。不思議です。きっとぢゅんさんの魂のひとみでとらえられた瞬間を私たちにも見せてくださっているのだなあと嬉しく思います。

shigeoさん、こんにちは!
ほんとに、スーっと自分の中の邪の部分を洗い流してくれるような“気”が流れている場所でした。
だれかに教わってではなく、自分で辿り着いたことがまた大きなメッセージのような気がしました。
写真から気を感じ取って頂いて、うれしいです!

papaさん、こんにちは!
ほんとに『偶然は必然』です。
まるで用意されていたような出会いを経験すると、自然の力の大きさに参ってしまいます。
自然の大きな流れの中で自分は小さい、けどなにもかもに感謝感謝の気持ちです。

ゆきうささん、こんにちは!
今回の神社参拝には特別な思いを持ってむかいました。
自分のためだったり、観光だったら、もしかしたらここにはたどり着けなかったかもしれないなと思っています。
そして上まで歩けなかったかもと・・・。
だから辿り着いたときは、この空気を一人でも多くの人に届けたいと思って、ブログで記事にしました。
見ていただけて、感じていただけて、うれしかったです!
ありがとうございました。

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