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2006年4月27日 (木)

名もなき偉人達

福岡滞在の最終日、ジュエリー展を見に行ってきました。福岡市博物館で開催されている『ヴェネツィアン・ビーズとコスチューム・ジュエリー展』です。
博物館の展示会に行くといつも思うのは『人間は退化している・・・』ということです。昔の技術がとてつもなく崇高に見えます。今回も100年も昔のビーズ作りの技が目を釘付けにしました。ひとつぶのビーズを作るのにどれだけの時間が、そして何より集中力がいるかと思うと目の前のネックレスの奥に途方もなく深い世界があるように見えます。

その中でも、わたしが思わず息を呑んだネックレスがありました。それはコンテリエと呼ばれるビーズでできたもので、そのビーズの大きさはなんとケシ粒大。1mmよりまだ小さいそのビーズが何千、何万と糸に通してあるのです。この小さい小さいビーズを糸に通すのはインピラレッサと呼ばれる糸通しの専門職の女性でした。何千回という同じ作業の繰り返しの中で、女性達は何を思っていたのでしょう。今では上質のコンテリエを作ることさえ難しいそうです。

ヴェネツィアンビーズは作り方によって分類されているのですが、その中に『指焦がし』という意味のビーズがありました。3~6mmほどのガラス玉に花柄や螺旋の模様などをほどこす技術です。職人がランプの火に指を近づけて作業するとき、過って指を火傷してしまうほど細かな作業なのですね。この技術も今では残っていないそうです。

ひとつのものを作り出すにはいくつもの工程を経て、作業が積み重ねられ、その世界は作られます。呼吸も忘れるほどの衝撃を与える仕事をしていた名もなき偉人達の姿を心に刻んで、わたしも製作の道を歩みたいと思いました。

福岡市博物館HP
http://museum.city.fukuoka.jp/

2006年4月24日 (月)

底力!ソコヂカラ!

札幌に戻ってきました。福岡では20度を超える気温の中過ごしてきましたが、戻ってくるとまだ5~6度でした。それでも目の前の校庭の雪は消え、部活の子ども達の声が聞こえてくるようになりました。札幌で眩しい日差しを浴びるのももうすぐです!

今回は体力強化週間ということで、仕事もお休みして福岡でとにかく体のことを考えて過ごした10日間でした。初日、飛行機が福岡空港に着いたときには、もう体がゴワゴワにこわっていて、一晩中お布団の重さに寝返り打つたび声をあげるような状態でした。それでもなんか予感がしたんですよね、絶対元気が回復するって。で、ご飯もできるだけ食べるようにしていたら、最初は“がんばって”食べていたのが、10日経つ頃には“お腹がすいて”食べるようになっていました。帰ってくる飛行機はもう余裕で、迎えに来てくれた夫とお買い物をして帰るほどの元気でした。

今回、とても感じているのが『底力が上がっている』という感覚です。目に見える行動や痛みやできることなどの大きな違いは見られなくても、お腹の中から湧き上がる力のようなものを感じるのです。例えば今まではちょっと元気になっても、また寝込むほどの痛みが来るとどこかで恐怖心を持って生活していました。でも今回、痛みはあっても耐えられる、コントロールできる、理由がわかっているという安心感が身についたような気がします。それはある意味、『自分を信じる』ことが出来始めているのではないかなと思います。

10日間でどれだけできるかという短期間の目標を達成したことで、完治という大きな目標が現実として見えた気がします。
みなさんもとてつもなく大きな目標を掲げてみませんか?そしてそれに向けて、小さな目標を一個ずつクリアーしてみてください。いつの間にか『あれ!?3年前の夢が叶ってる!』ってことになりますよ、きっと!

424 帰ってきたら、観たいと思っている映画『かもめ食堂』の前売りチケットがテーブルの上に置いてありました。
前売りサービスのピンバッチ付き、かわいい、うふふ!
よおし!5月13日の公開までに2時間座っていても大丈夫な体力をつけるぞー!
また小さな目標ができました。

2006年4月21日 (金)

大地の力

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佐賀県の嬉野温泉に祖母と母の姉妹で女5人旅をしてきました。
もうどの木々も一斉に芽吹きの時期で、新緑に太陽の光が当たりまぶしいほどでした。

宿の着くと早速、温泉に直行です。日光浴しながら温泉なんて、体が『これこれ~!!待ってたよ、この暖かさ!』と言って喜んでいる感じでした。

嬉野はお茶の産地でもあります。今はちょうど新茶の季節。山の中の木とはまた違った、すがすがしい緑色で、畑をなだらかにうねる景観も心底癒される風景でした。

山に癒され、お湯に癒され、人に癒される、感謝感謝の旅でした。

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2006年4月18日 (火)

太陽の力

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昨日、久しぶりに日光浴できましたあ!
久しぶりってどのくらいかというと、半年ぶりぐらいです。
札幌にもお天気の日はあります。でも、0度前後の気温の中でとても『ひなたぼっこ』とは言いがたい寒さだったのでお部屋の中でガラス越しの太陽でした。

それが昨日はベランダのウッドデッキで寝転がったり、お昼ご飯を持ち出してベンチで食べたり、もう思う存分2時間ほど日光を浴びました。ときどき流れる風も気持ちよい!
驚いたのは夜寝るときに、『あ、太陽が体の中にある!』と思うぐらい、暖かさを感じたことです。

遠く離れた宇宙の彼方から、こんなにエネルギーを送ってくれるなんて、やっぱり太陽ってすごいですね。いまの時期の太陽光線は『育成光線』と呼ぶんだとわたしの免疫療法の医師が教えてくれました。だから思う存分、浴びて細胞を元気にしておいで!と。人間は一日1億個の細胞が生まれ変わっているそうです。大体60億個の細胞を持っているので、体の60分の一が入れ替わっている計算です。たとえば体重60kgの人の1kgは入れ替わっているということ!そして全部の細胞が入れ替わるのに2ヶ月という計算になります。その新しく生まれてくる細胞のミトコンドリアに元気を与えるのが酸素と太陽光だそうです。免疫療法の治療の中で太陽光を人工的に作る機械も使っているのですが、やはり『本物』は違います!『せっかく太陽にあたりにいくなら帽子なんかもったいないよ!』とうちの医師は言います。
2006418
昨日は、ベランダのウッドデッキに寝転んで全身に太陽を浴びていました。そしたら、ヘリコプターが飛んできました。『あ~、真っ青な空に飛行機の音!『紅の豚』の世界だなあ~』なんて思っていたら、ヘリコプターが何度も旋回しているのに気づきました。そのうち、『ん!!私を見ている?』と気づき、あわてて飛び起きました。そうです、そのヘリコプターは火事などの事故を探すヘリコプターで、ベランダでひっくり返っている私をみて、人が倒れているのでは?と思って確認していたようなのです。『ごめんなさーい!大丈夫!元気元気です!』と歩き回ってパフォーマンスをすると安心して(?)その場を離れていきました。あー、お仕事増やしてしまってごめんなさい。

冬が長い土地では太陽光が少ない時期に鬱の症状がでる方が多いそうです。お部屋の電気もその治療のため太陽光に近い電器が開発されています。ちょっと疲れていたり、元気がなかったりしたとき、とりあえず丸一日太陽をしっかり浴びましょう。体の緊張も、心の緊張も溶かしてくれますよ!

※写真は母です。わたしは帽子なしで過ごしました!

2006年4月16日 (日)

手放すこと=受け取ること

最近、靴箱の整理をしました。ここ数年で足の指の変形が進み、5年ほど前からはいていない靴が4~5足あるのですが、いつか履けるだろうという淡い期待ともう履けないと言ってしまうことへのちょっとしたくやしさもあって、捨てられずにいました。
でも、家中のものを減らすという我家の今年のテーマもあって、思い切って手放すことにしました。靴箱はすっきり、玄関に出してあったくつも収納できて玄関もすっきり、意外と気持ちもすっきり!な感じで片付けできました。
そんなとき、福岡に帰ってきて2月にオーダーした靴の仮縫いの試着に昨日、行ってきました。丁寧に作られた木型と仮縫いの済んだブーツを見て感動!履いてみてまた感動!裸足でいるより楽なのです!

『あー・・・、うれしい。』心から出た一言でした。今まで苦痛でしかなかった靴選びが、初めて楽しさに変わりました。

その後、靴とわたしの足をよりフィットさせるための微調整が続きました。中敷はすべりがいいほうが足に負担がなく履きやすいことがわかり、ジッパーを持ちやすくするため共布の取っ手をつけてもらうことになり、魚の目があたる部分のクッションを削ってもらって痛みをとる、などなど。何人の人の足を見てきたんでしょう、こちらの希望に瞬時に応えるプロの技を見ました。出来上がりがほんとに楽しみです。

靴箱を思い切って片付けたら、素敵な靴が手に入ることになりました。執着を手放すと、新しい可能性を受け取ることになるのかもしれません。今回の靴との出会いは、5年前出来ていたことが今出来ないという事実より、5年前できなかったことが今出来ているという事実のほうに、私の目がきちんと向き直したという現れだったかもしれません。

何か変化が欲しいとき、新しい人や物との出会いが欲しいとき、お部屋も心も片づけをして『手放す』と、可能性が入ってくるスペースができます。何か離れがたいものや、心を占めているものがあるとき、それを大事にしているからなのか、執着しているからなのか、見極めることができると、新しい一歩が踏み出せるかもしれません。

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わたしの足の木型です。小さく切った皮を丁寧に何枚も張り合わせて、足の形に近づけていく、緻密な作業です。

関連記事  2月27日 福岡滞在日記④

おめでたい!

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昨日、お友達から『無事、元気な赤ちゃんが生まれました!』とご報告頂きました。

もう、こんなにハッピーなお知らせはないですねー!
地球のきれいな細胞をまたひとつ増やして頂いた気がします。
ご家族の幸せと赤ちゃんの健やかな成長を心よりお祈りしています。

お祝いの花束のつもりの写真です。
福岡の空の下からお祝いしていまーす!

2006年4月14日 (金)

お知らせ

お知らせ

今日から福岡に行ってきます。 業務は4月14日から24日までお休み致します。 メールは受け付けておりますが、お返事が多少遅れるかもしれませんのでご了承ください。 新千歳空港にて

2006年4月11日 (火)

新しいパートナー

411techo またまた入手してしまいました・・・手帳。
いやー、そうなんです、わたしは文房具フェチなんです。
もし、大金持ちになったら、銀座の伊東屋を丸ごと買い取りたいと思っています(笑)。わたしからお手紙が届くクライアントさんはもう、うすうす感じていらっしゃると思うのですが、手紙の便箋が伊東屋オリジナルの原稿用紙だというのは、この野望に向けての第一歩です(小さっ!!)。

そんな文房具フェチのわたしが釘付けになった本、それが『ほぼ日手帳の秘密』です。手帳ひとつで本が1冊できてしまうなんて、そのこだわりや使っている人のセンスは刺激がありました。
で、当然いま使っている手帳はあるものの、『ほ、欲しくなった・・・』という気持ちは治まらない。でもなんとか理性で『今の手帳はどうするの?また一から予定を書き写すことになるんだよ』と押さえていたものの、ここ二日、ほぼ日手帳のことで頭がいっぱい(笑)。
そんなわたしを見るに見かねてか、昨日、夫が仕事帰りにロフトに寄って、買ってきてくれました!!ありがとお!!大人気らしく一番欲しかった色は売り切れだったのですが、手元に来てくれたこの手帳も愛らしい!!『ああ、ほぼ日手帳、いらっしゃいませ!ようこそわたしのもとへ!』とデニーズばりの歓迎ぶりを示してしまいました。
411techo2

この手帳は主に仕事用と決めました。一日1ページのスペースがあるので、思いついたジュエリーのデザインや、仕事に関するアイデア書き放題なのです。いままでスケジュール管理用手帳と、アイデア手帳を分けていたのですが、ほぼ日手帳はそれらを統合してあまりある働きをしてくれそうです。

早速、年間カレンダーの部分にいま頂いているご注文の進行表を作りました。ご注文頂いた宝石の色に合わせて色鉛筆で塗っているので、どの仕事がどこまで進んでいるか一目瞭然になっています。いやん!楽しすぎる!仕事も生活も病とのお付き合いも、ちょっとしたエッセンスを加えることでとーっても楽しくなるのかもしれません。

2006年4月 4日 (火)

札幌アーティストクラブへの参加!

自分の活動を広くアピールするのってなかなか難しいことですね。物理的にも、気持ち的にもピタッと趣旨に合うメディアが見つからなかったり、多くの負担がかかるけどその分のフィードバックがなかったり。そんなこんなで、いろいろ考えているときに、『札幌アーティストクラブ』の存在を知りました。

『札幌アーティストクラブ』はウェブ上のギャラリーです。道内で活動されている様々な分野のアーティストさんの紹介をされています。音楽あり、絵画あり、陶芸あり、見ているだけでいろんな才能があるんだなーと刺激を受けます。そして、このサイトの管理人さんの志の高さに感銘を受けます。このサイトへの参加はなんと無料なのです!アポイントをとって参加の意志を伝えプロフィールを送ると、管理人さんがアーティストの個性に合わせてページを仕上げてくれ、他の参加者の方に通知を出してくれ、その後の管理をして下さっています。お忙しいのに、『道内のアーティストを応援したい』という一心で!

最近思うのです、人って『支えあって』生きているんじゃないんだなって。金八先生の説を覆すようで申し訳ないですが(笑)。刺激し合って、個性ぶつけ合って生きているのだと思うんです。だから、予想以上のことができるし、二人の力が三倍にも10倍にもなると。だから自分に起きていることはすべて自分の個性を磨くことで、それが誰かの魂を刺激することに繋がると思うと、病であれ、挫折であれ、愛おしく感じられませんか?

わたしもここ北海道で視野を広げ、どーんと大きくしてもらいます!
よかったら札幌アーティストクラブのサイトをぜひのぞいてください。

http://sapporo-online.cool.ne.jp/sac/
いまだとEnterから入って、What's new の一番上に載っています!

2006年4月 3日 (月)

しあわせです

43 昨夜、熱を出し、痛みのひどさと情けなさにちょっと涙しました。

そしたら、ドドーッと激励の波が押し寄せました。

午前中、母から電話があり叱咤激励。
パソコンを開くと、東京の友人セラピストさんから心強いメールが届き、奮起。
午後一で福岡のお料理上手な叔母からダンボールいっぱいの料理が届き、お腹も満たされる。
(写真の料理はすべて叔母手作り。無添加無農薬の、みかんの皮までむいてあるデザートまでついたフルコースです!)
そのダンボールを引き取りに玄関に行くと、昨日のクライアントさんから頂いたチューリップが春を告げてくれます。
夫は帰宅途中にワインとわたしの今イチオシ漫画『プルートウ』の最新刊をお土産に買ってきてくれました。
Chu
昨日は終わりのない暗闇にいるような気分を一瞬感じたけど、今日は一転、満開の花畑にいるような気分でした。

みなさん、ありがとうございます。
がんばります。
岡本太郎さんの言葉のように、『はればれと』立ち向かいます!

2006年4月 1日 (土)

天国と地獄

最近、数年前に聞いた話をよく思い出します。それはお坊さんから聞いた『天国と地獄』の話。天国と地獄は実は同じ場所だというわたしにとっては画期的(笑)なお話でした。

お坊さんの話はこんな感じでした。

亡くなった人たちはみんな何十メートルあろうかという長ーいテーブルに向かい合わせで着席します。そこには誰の席の前にも平等にお食事が用意されています。なんの制限もなく、食べたいものを食べたいだけ食べることが出来ます。ただひとつ下界と違うところ、それは一人ひとりの使うお箸が1mくらいの長いお箸なのだそうです。

普通に食べようとすると長すぎて、口に入りません。つかんではポロッと落とす、またつかんではポロッ。いつまでたっても食べることができません。これが“地獄”の状態だというのです。
では“天国”の状態は?
『つかんだものを目の前に座っている人に食べさせてあげる、そして自分も目の前に座っている人から食べさせてもらう』こと。このことに気づいた人たちは、好きなものが好きなだけ食べられるのです。

天国と地獄の差はほんのわずかなことかもしれません。その人の感じ方、とらえ方、工夫の仕方で、『最悪の状態』と思っていることが、最高の喜びに繋がるかもしれません。自分ひとりで出来ないのなら、どんどん他の手を借りましょう。人の手だけじゃなく、植物や鉱物など自然界のすべて、目に見えるもの、目に見えないもの、異次元のもの、何の力だって借りちゃいましょう!そして感謝の気持ちで誰かにお返しし、バトンを渡せばいいのです。感謝の気持ちさえ持てば、周りにあるすべてが味方に見えてきますよ!

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