私は私の食べたもの

今日は札幌のレストラン『青い空流れる雲』のオーナーさんのブログから題名をお借りしました。mixiで青い空さんでのお食事を記事にされていた方がいらしたので思いを馳せてみました。この記事を読んだとき、『食べたい・・・』と心底思いました。これは食欲ではなく、精神の欲のような気がします。

引越しに伴い、５日間ほど外食やコンビニ食が続きました。何かを食べなければいけないときに時間も場所も道具もない中で選ぶのですから仕方のないことです。でもそれは体だけではなく、心も乱してしまいました。“とりあえず”と選ぶご飯は、急激に“気”を低下させた気がします。オットともほとんどご飯は違うものを違う場所で違う時間に食べていました。その結果、ピピッとテレパシーのように分かり合えるという感覚を失っていました。

ここで言いたいのはコンビニご飯が悪いということではないんです。わたしがそこに“感謝”の気持ちを込められなかったことがいけなかったのです。どんな食事であれ、もとは命。その命に感謝するのが食事の時間。そのことを忘れ、口に入れていたことが悔やまれます。

家が落ち着いてきて、やっと昨日自分の足でお買い物に行きました。そしたら少しずつ感覚が戻ってきました。そして母の作ってくれるご飯が心底おいしく感じられています。この数日は“私は私の食べたもの”この思いを痛切に実感した日々になりました。
丁寧に食べることは丁寧に生きること・・・このことを肝に銘じて過ごしたいと思います。