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2012年8月 6日 (月)

『凍りの掌』読了

Hon
暑い中、子供たちの声が聞こえています。
夏休み真っ盛りですね。

私が小学生の頃は8月6日か9日は登校日でした。久しぶりに会う仲間の顔は真っ黒になってて、蒸し風呂のような体育館でみんなで黙祷して、先生の話を聞いて。
だから、夏休みの印象で一番強いのは登校日だったりします。
東北出身の夫は8月6日の登校日はなかったと聞いたときはびっくりしました。

母が新聞で見つけて頼んでおいた本が届きました。『凍りの掌』。シベリア抑留の話です。いままで数々戦争の話は聞いてきたけれど、また衝撃を受ける内容でした。

戦争が地獄にするのは、戦場だけではないんだと改めて思いました。

私の母方の祖父はハルピン大学で講師をしているときに召集令状が届いたそうです。家の主がいなくなると襲われる危険があるので、今生の別れになるかもしれないその日の朝も、いつもと同じように大学にいくようなふりをして出かけたそうです。ほどなく祖父から靴が届いたそうです。おかしいなとおもった祖母は靴を分解してみると底に「日本は負ける。即、帰れ」と書いた紙切れが入っていたそうです。残された祖母と赤ちゃんだった叔母は味方になってくれた中国人の知り合いが、日本行の船の手配をしてくれ、文字通り着の身着のまま、船に飛び乗り日本に帰ってこられたそうです。
文字にすると淡々と読めるのですが、その時の気持ちを考えると想像を絶する辛さだっただろうと思います。

そんな話がきっとその時代に生きた人、一人ひとりにあるのだと思います。
悲劇を繰り返さない方法は、その時とは違う判断をすること。
違う判断をするためには、その時のことをきちんと知ることだと思います。
この本はその知るべき事実をまたひとつ教えてくれました。


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