観るぞ!パラリンピック
先日、テレビでパラリンピックに向けてのレポートを観ました。
その日は車椅子バスケットボールの選手たちへの取材でした。
バスケットボールの試合自体、あんまり観戦したことが無かったのですが、接触が多いスポーツなんですね。
車椅子だと接触の際、ひっくり返ったりするので余計に激しく見えます。
まるでスピーディーな格闘技みたい。
その中でリーダー格の藤井選手に注目して番組は進みます。
宮城のチームに所属している彼は震災の時、職場にいたそうです。
エレベーターが止まり、足場がぐちゃぐちゃになった中で職場の仲間がみんなで彼を担いで外まで出してくれたそうです。
そのときの同僚たちは“彼は日本の誇りだ!がんばるぞ!”と声をかけあったそうです。
胸が熱くなりました。
大変な時にその言葉を言い合える同僚たちの感性、そしてその言葉を言わせる藤井選手の人徳。
いろんなことを超えた、なんというんでしょう、言い尽くされていて使いづらいのですがやはり、“絆”を感じました。
言葉と言えばこのリポートは嵐の櫻井翔君がやっていたのですが、彼の言葉の素晴らしさにまた感動したのでした。
車椅子バスケといっても、ひとりひとりの状態は全然違うそうなんです。
ある選手は事故で足を失い上半身の力全部を使って車いすを動かしている。
またある選手は脊髄を損傷しているため、腹筋背筋がなく、腕の力だけで動かしている。
そんな説明を受けた時、翔君は
「コンディションの違いは全然、感じられませんね。」と言ったんです。
“障害”ではなく、“コンディション”。
この感性は素晴らしいと思う。
旬の話題、スポーツ選手のリポート、というだけではない時間を味わった番組でした。
この記事へのコメントは終了しました。
コメント