名作の映画化を観る
最近のうちの映画鑑賞は“世界の名作を映像化”をテーマに選んでいます。
いまのところ観たのは『レ・ミゼラブル』と『白鯨』。
『レ・ミゼラブル』は1998年アメリカのリーアム・ニーソン主演のDVD。
『白鯨』は2012年ドイツ・オーストラリア合作のTVミニシリーズ、ウィリアム・ハート主演のDVDです。
結論は、素晴らしい!
やっぱり原作の物語に引き込む力と、映像のインパクト。
良い素材を集めてじっくりコトコト煮込んだシチューのような見ごたえのある作品でした。
最近のCGばかりにお金をかけたチャラチャラした薄っぺらい物語の映画にほとほとゲンナリしていたので、映画ってこれよね~という満足感でした。
そういえば・・・また思い出しました。
大学の時、アメリカ文化史の授業で『怒りの葡萄』を読んで当時のアメリカを説明しなさいのような課題がありました。
いやあ、なんというか、手を抜いちゃいまして、『怒りの葡萄』のビデオを借りてきて、感想書いちゃったんです。
“家族が貧乏のどん底で生活の場所を探して移動するとき、あるお店によったら小さな妹がキャンディーを欲しがった。持ってたお金では全然足りなかったのに、店主がこれで買えるよとコインをひとつだけ受け取り、キャンディーをあげていた。捨てる神あれば拾う神あり、人間最高!愛、万歳!”みたいなね。
『怒りの葡萄』は1930年代、土地の荒廃により多くの農民が流民となった社会問題がテーマで、ある家族が生きる場所を転々と探しながら資本主義の理不尽な労働を強いられるというピューリッツァー賞を受賞したスタインベックの小説です。
当然、教授はその辺の大恐慌や資本主義の考察を望んでいたわけですが、ほら、わたし、映画で済まそうとしちゃったから(*^ω^*)ノ。
で、教授から
“それは本講義の主題ではありません。C。書き直し。”と赤ペンで書かれました。
教授もびっくりしすぎたんでしょうね、心なしか文字が震えていた。
いや、怒っていたのか?怒りの葡萄だけに。
楽をして良い事なんてないんだとその時、肝に命じました。
あ、その後はちゃんと本読んでAもらいました(o^-^o)
あれ?なんの話でしたっけ?
あ、そうです、名作の映画化、今年の『レ・ミゼラブル』も楽しみだなと言いたかったのでした^^。
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