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2012年12月 3日 (月)

高田青治展に行く!

高田先生の絵を初めて見たのは5年前。
母の友人からその存在を知り、ずっと心にいた気がします。

初めての展覧会はびっくりするくらいの偶然でした。秋田に住んでいたわたしが東京に一泊で出かけたとき、友人たちと銀座のレストランにいったんです。
そのとき高田先生の展示会がちょうど東京であってるよと福岡の母からきいていたのですが、「いやいや東京広いし~」って思ってたんです。
で、住所見たら銀座?おお!近くか?おお!向いのビルだ~!!となり、ランチの前にふらっといくことができました。

一目見て・・・心をわしづかまれました。
絵を見て「欲しい」と思った衝動は生まれて初めてだったと思います。
その日見た一枚の絵がずっと心に残り、いつかまた会いたいなとその時は思っていました。
その絵の名前は『花のあと』。
画面の真ん中にすーっと一本だけ朝顔のつるが伸びていて、花が終わり、ぷっくりと膨れたタネがちょこんとついている。
穏やかな色合いだけど、そのタネの中に無限の可能性が詰まっている気がしたんです。何かあるごとにその絵を思い出しがんばろう!と励まされました。
数年後、その絵がわたしのもとにきてくれるとは思いもせずに!

福岡に来た3年前、体が動かなくなり身も心もボロボロだったとき、高田先生の展示会が福岡でありました。そのときは当然ながら行けなかったんですが、思いだしたんです、あの絵を。
自分は枯れてしまっているのに、タネがふっくらするほど栄養を与え、そしてタネは未来を担うかのように表に出るのを待っている。
あの姿が、そのときのわたしに“なにか”を思い出させてくれました。
先生に「あの時のあの絵、わたしにご縁があるならば購入させてください」とお手紙書きました。

もうあの絵は画廊に渡っている状態でしたが、先生の手に戻り、私のところに来てくれました。

あれからもう高田先生とは5年になるかなあ。
最初に惚れたのは絵でしたが、先生にお会いして、納得!
わたしは人生でほんとにいい出会いをしたなあと思います。

先生の挨拶は握手なんですが、ふわっとしてあったかい。
先生のご家族にもリウマチを抱えている方がいらっしゃるので、たとえ手でもぎゅっとするのは痛いんだということをご存じなんですね、きっと。
やさしくふわっと包み込んで熱だけ伝わってくるような、あったか~い握手なんです。

123 「絵描くの、楽し~^^」 って笑う飾りっ気のない笑顔。先生の絵で心癒される人がいっぱいいっぱい増えるといいなと思ってます。



 高田青治 HP
http://www.takadaseiji.com/


余談:先生はパソコンオンチで息子さんやお弟子さんがHPを作ってくれているそうです。
「知らない人からカレンダーの注文があったんだよ~!びっくりした~!」って(≧∇≦)。先生、それがネット販売です・・・という感じの先生です(o^-^o)。


※“星に願いをシリーズ”残りわずかとなりました。

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