『ペコロスの母に会いに行く』を読んで
この本の存在を知ったのは先日観たNHKBSプレミアムドラマでした。
この本をきっかけに漫画家になった岡野雄一さんのお話でした。
認知症になった母と向き合う息子の立場で描かれています。
表紙からにじみ出ているようにとにかくかわいい。
この絵に惹かれて買いました。
でも読み進めていると当然ながら“かわいい”だけではない家族の歴史や現実が出てきます。
岡野さんはかわいさ抜群の絵だけではなく、その厳しい現実や辛い過去に向ける目線、そしてそれを表現する言葉のチョイスがとてもすてきです。
一番近くて濃い関係、家族。だからこその問題があり、それから目を背けたり、立ち向かったりしながら生きていくのだと思います。
いまの時期に、岡野さんのような目線で人生をみている人の言葉に触れられたことは幸せでした。
これから生きる上での様々な選択の場面で、わたしにヒントをくれると思います。
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