« 怖い夢をみる | トップページ | オーダーメイドの靴屋さん »

2014年10月 9日 (木)

猿たちの世界

昨日、リハビリの先生に面白い話を聞いた。

お休みの日に家族で大分県の高崎山自然動物園にいったそうな。
ここは野生の猿を餌付けしていて、自然な状態で猿を間近にみられる面白い施設。
わたしも小さい頃行ったけど、そのころはただただ怖くて近づいてくる猿より、キーキー言ってた気がする。

で、先生は高崎山に感動し、帰ってきていろいろ調べたら面白いエピソードがあったって。
こんな話です。

高崎山の猿はA群、B群、C群の3つに分かれていてそれぞれにボスがいた。
B群はいつの間にかボスが不在となり、消滅。
ある日、A群が餌場を独占しようとしたため、C群が立ち上がろうとしたがボスが怖がり、A群を追い払うことができない。
そんなとき、C群の中の下っ端(名前はベンツ)が勇猛果敢にA群に単身で攻撃!
見事、A群を撃破し、餌場を取り戻した。

C群のボスは自分のふがいなさを恥じ、自らボスを辞職し行方をくらました。
じゃあ、C群のボスは誰がなるか?このベンツでいいのか?となったとき、C群のメス猿たちが猛反対!
このベンツ、女癖が悪いと評判だったらしい。

でも、このベンツの女癖の逸話がまた面白い。
実はベンツはかつて消滅したB群のボスだった。
ボスだったがC群の若いメス猿に恋をし、ボスの地位を捨て、C群の下っ端として細々と暮らしていたらしい。

そんなときにA群との抗争がはじまる。
愛する家族のため、ベンツは立ち上がる。
そして見事、家族と群を守る。

そしていざ、C群のボス決めというとき、今度はC群のオス猿たちが立ち上がる。
“俺たちのリーダーはベンツだ!”“ベンツがC群を守ったんだ!”と一致団結。
その結果、メス猿たちも従うことになり、ベンツがC群のボスに!
そして高崎山の一番強い群はいまのところC群ということになっているらしい。

どうよ!この物語!なんてドラマチック!
映画『猿の惑星~創世記~』の世界、案外近くにあるのかも!

« 怖い夢をみる | トップページ | オーダーメイドの靴屋さん »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

2021年4月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  
フォト

最近のトラックバック

無料ブログはココログ

ウェブページ