思い出再生人の仕事
ここ一か月取り組んでいたのはご遺髪をペンダントに納めるというご依頼でした。
これは叔母からの依頼で、祖母の髪をお預かりしての製作でした。
ある日叔母が「こんなの持ってるんだ~」とティッシュにくるんで祖母の髪を持ち歩いていたので、「ちょいちょい!もうすこしきれいに持っとこうよ!」ということになり、ならペンダントが良いという流れで制作にはいりました。
まずはあずかった髪を一本ずつ伸ばし、まとめる作業だけで数日。
まとめた髪を樹脂で固めるなど四苦八苦してなんとか形にしたところで、どれをペンダントに納めるか希望を聞きました。
最終的に完成したのはこちら。
写真も入れて、祖母の雰囲気に合った上品なペンダントになりました。
去年、ご遺骨のペンダント製作のお仕事を頂いたことをきっかけに “思い出を形にする”というお仕事が増えた気がします。
旅先で拾った石をペンダントに加工したり、お子さんが集めた砂を樹脂で固めてアクセサリーにしたり。
わたし一人では思いもつかなかったことです。
「これ、大事に持ってるんだけどアクセサリーにならないかな?」という一言を頂くことから始まるアクセサリー作り。
素材も大きさも形も違うけど、出来上がったものにはたっぷりの思い出が詰まっている。
そんなアクセサリーつくりもあるのだなと教えて頂きました。
これからも思い出再生人として、アクセサリーを作る機会が増えそうです。
頭を柔軟にして、いろんな技術やアイデアを身に付けなければ^^!
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