④一に勉強、二に勉強!
人工関節手術への道のりシリーズ
④一に勉強、二に勉強!
なぜ、私の関節は手術が難しいのか。
この理由を知りたくて、まずは人工関節手術を調べました。
参考になったのは『人工関節ドットコム』 と『関節が痛いドットコム』 。
この時代でほんとに助かった!
体が動かなくても情報を得ることができる。
重い本を開いたり、専門書を探したりしなくても、知識にたどり着ける。
ネット様様です。
この二つのサイトに載っている医師の記事を片っ端から読みました。
そこで手術の概要でわかったことは
1.この手術は股関節、膝、肩、肘など各部位を得意とするエキスパートがいるということ。
2.進歩が速い分野なので次々に新しい見解が出ているということ。
3.リウマチ由来より、ご高齢や事故などの理由で手術を受ける人が圧倒的に多いこと。
そしてなぜわたしは難しいのかという問いの答えになりそうなことは
1.リウマチで完全に固まった関節は触らないという定説がある
2.リウマチは免疫力が低いため感染症、合併症など手術のリスクが高い
3.一般の手術より時間がかかり出血も多く、輸血のリスクもある
4.長年、抗リウマチ剤を飲んでいる人は骨がもろく、人工物を固定できない
5.長年寝たきりの場合、筋肉が人工関節を支えられない
6.すたすた歩くことを期待されても、結果が得られない
という感じです。
1に関しては、固まった関節でも少しでも可動域を出すため手術をする方が生活の質が上がるという説もでてきたようです。
2は薬の副作用という側面がありますが、私の場合は抗リウマチ剤を飲んでいませんのであてはまりません。
3は現在の手術で輸血が必要なほどの出血はないとする病院がほとんどでした。そして万が一のために貯血といって手術前に自分の血をためておく措置をとるそうです。
4はたしかに骨粗しょう症はリウマチの人が良く言われることです。が私の場合、薬を飲んでいないので骨が丈夫なことは検査で立証済みです。
5はこの状態で、リウマチ20年と聞くと初見の先生は、寝たきりだと思うよね。でも私の場合、昼間は椅子に座っているし、週一で病院のリハビリ室にも通っています。筋肉の状態はリハビリの先生のお墨付きがあります。
6。これが多分、一番大きな懸念だったのではないかと思っています。
手術をすればすたすた歩ける、スポーツできる、正座ができると思わないでくださいね!ということだったのではないかと。
そこを期待されて手術した後、「想像と違う!」とクレームつけられても困る、ということではなかったかと。
でもね、じっくり話を聞いてくれたら、いまより少しでも動けるようになり、せめて椅子から立ち上がれるようになったら、“最低限の日常生活”が送れるのではないかという気持ちで相談に行ってます、こっちは、ってことがわかってもらえたのではないかと思うんだけど。
とにかく、勉強したことで少し先生が言った「難しい」の一言の意味が分かった気がしました。
そして、もし上記のことが理由ならば論破できるぞコノヤローくらいの勢いで、次の診察までの一か月勉強を進めました。
つづく
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